徳を積むとはどういうこと?徳を積んで得る効果とポイントについて解説

今回は「徳って何?徳を積むとどうなるの?」というお話についてです。

「徳を積む」、という言葉をきくと大谷翔平選手の顔が思い浮かぶって方
結構いらっしゃるのではないでしょうか。

私自身、特に野球が好きというわけではないんですけれど、
テレビをつけるとほぼ毎日大谷選手の話題が出ますよね。
(テレビをほぼ見てない私ですが、つけた瞬間に映ってる率高い)

試合中にさりげなくグラウンドに落ちていたごみを拾う、
という話を知って深く感動したのを覚えています。
さらになぜごみを拾うのかについての説明で、
「人が捨てた運を拾っている」という言葉に完全にノックアウトでした。

全国の小学校にグローブの寄付をする、多額の寄付をする等・・・
本当に徳を積まれている(善行を重ねている)と思います。

ここまで世界で活躍していて、陰陽の法則であまり良くないことも起こるのではという
考えは無用のようですね。(いろいろと大変な思いもされていると思いますが)
やはり徳を積んでいると、神様が味方すると思わざるを得ません。

では、徳を積むとは何か?徳の種類や、徳を積むことで具体的に
どのような効果があるのかについてまとめてみましたのでよかったらご覧ください。

 

徳を積むとはどういうこと?徳の種類や効果について説明

 

「徳」とは、「善行-良い行い-」のことで、善行を重ねると
未来や来世で良いことが還ってくるという儒教など東洋思想の考え方です。

分け隔てなく人を助け、人を応援し、他人のために生きる人間力を備える人を
「徳のある人」と言うように、「徳」を積んでいる人は優しく思いやりがあり、
誰からも信頼されている人という印象です。

では、ごみ拾いやお年寄りに席を譲る等の行為をしていれば徳が積めるのか?
実際はそうではないようです。

徳には陰陽があり、陰が「陰徳」・陽が「陽徳」と呼ばれており
徳を積むには主に隠徳がよいとされています。
陰徳とは、人に知られないようひそかに行う善行のことで、
反対に陽徳は人から感謝される表立った善行のことです。

神様は陰徳をする人を好み、善行を天から見てくれていて、
良縁や人望を得られたり、災難から守ってくれ人生を豊かにしてくれます。

そして徳を積むことで、今世が豊かになるだけでなく
来世でも徳を引き継ぐことができるとも言われています。
来世でどうなるかはわかりませんが、今世が豊かになるならやってみる価値はありますね。

徳を積む行動のポイントとは?

では、徳を積む際にどのようなことに注意したらよいかについて説明します。

陰徳はその名の通り、陰(かげ)の徳です。
誰にも知られず、言わずに行うのがポイントです。

「ちょっと陰徳積んでくるわ!」と公表しません。
また、誰かに言われたから行うものでもありません。
当たり前ですが、見返りを求めることもNGです。

神様は純粋な思いで陰徳を積んでいるかはお見通しです。

「これをすると誰かが気持ちよく過ごせる」
「これをすれば誰かの運がアップする」

といった利他の精神で行いましょう。

利他の精神というと、何か難しいと感じる人もいらっしゃるかもしれません。
ですが、その難しいと感じる人がいるように「ほとんどの人がしないこと」に
着目し、それを誰の目にもふれず自然に行うことができれば神様からも
周りの人からも愛されます。
やってみると以外にも簡単なこともあり、慣れると自然に身体が動いている
という現象が起こりますよ。

次の章では、具体的にどのようなことがあるのかをまとめてみましたので
参考にしてみてくださいね。

 

徳を積む代表的な例はコレ!できることから始めてみよう


陰徳の代表的な例を挙げてみます。

〇トイレ掃除をする
〇ゴミを拾う
〇寄付をする
隠れて人を褒める

一つずつ説明していきますね。

前章でもお伝えしましたが、陰徳とは誰にも知られず、言わずに行うことと、
見返りを求めず利他の精神で行うんでしたね。

それを踏まえてご覧ください。

〇トイレ掃除をする
トイレ掃除、してますか?
私は全くしていなかったです・・・。
この記事を見たら是非トイレ掃除してみてください。
トイレにも神様がいらっしゃいます。
トイレの神様は臨時収入を与えてくださったり、
芸能の神様でもあるので、芸能人・芸術家の方は仕事運に恵まれます。

毎日トイレを磨いていると、床に髪の毛一本落ちていただけでも気になるようになりますよ。

そして、トイレ掃除は自宅のトイレだけではなく、
外出先で使用したトイレも含まれます。

コンビニや公園のトイレに立ち寄った際は、「使わせていただいてありがとうございます」
という感謝の念と共に、床にペーパーの破片が落ちていたり
汚れがあればふき取るなどしてささっと掃除します。

次の人のために綺麗にしておくことを心がければ、
自分も次の人も気持ちよく過ごせます。

〇ゴミを拾う
これは大谷選手もやっていましたね。有名になると報道で取り上げられてしまいますが、
私たちは一般人なのでひっそりとやりましょう^^

ゴミを拾う行為は、一番難易度が低いかもしれません。
目についたゴミを拾い、持ち帰るだけです。

気が付くと意外と外出先でたくさんのゴミが落ちているものです。
風で飛ばされたのか、紙ごみや缶・ペットボトルが落ちていることもあります。
気づいたらすぐに回収できるように、ゴミ袋は外出時に持ち歩くといいかもしれません。

当たり前ですが、自治体のルールに従って分別して廃棄します。
飲みかけの飲料のボトルがあれば、中身をその辺に撒かないように
水道のあるところで流します。

誰かがやらなかったものを自分がやる、という行いを
神様は必ず見ています。
丁寧に廃棄するように心がけましょう。

〇寄付をする
寄付はコンビニやスーパーの横に募金箱が設置されていて簡単にできますね。

しかし、単純に募金箱にお金を入れたのでは想いが伝わりません。
人が心を込めて誰かのために行う行為は、相手に必ず伝わる力を持っています。
是非募金箱に入れる前に、心の中でも受け取る方の安寧を祈願しましょう。
きっと受け取り手側もその気持ちを感じて、感謝の気持ちが芽生えることでしょう。

生活費がなくなるからと募金箱に手が伸ばせないときもありますよね。
お金は循環しているので必ず自分の元に還ってきます。
そう思えなくても実際そうなのですが(この話は別でまた解説したいです)
無理のない範囲でやってみてくださいね。

陰で人を褒める
陰でいない人の悪口を言う人が多い中で、陰で人を褒めるという発想は
なかなかできないものです。
しかしこれが、巡り巡って「○○さんがいつもまじめに仕事をしているって
Aさんのこと褒めてたよ」と褒められた当人(Aさん)に届いた時に
陰褒めをした人(○○さん)に徳が積まれます。

陰褒めではなく、直接言えばいいんじゃないの?と思うかもしれませんが、
直接じゃなく別の人を介して伝えるところがポイント。

面と向かって褒められると、素直に受け取れずお世辞や社交辞令と思う人が大半だからです。
陰褒めは、周りの人が幸せな気持ちになり自己肯定感が上がるので、積極的にしていきたいですね。


いかがでしたでしょうか?
まずは軽い気持ちでできそうなものからやってみてくださいね。
私も人間力を上げるために、徳を積むことを意識しています。
誰にも褒められませんが、「自分でもこんなことができた」と
自己肯定感があがりますので、お互いに楽しみながらやっていきましょう。

 

まとめ

●徳を積むとはどういうこと?徳の種類や効果について説明
・「徳」とは、「善行-良い行い-」のことで、善行を重ねると
未来や来世で良いことが還ってくるという儒教など東洋思想の考え方
・徳には陰陽があり、陰が「陰徳」・陽が「陽徳」と呼ばれており
陰徳とは、人に知られないようひそかに行う善行のことで、
反対に陽徳は人から感謝される表立った善行のことです。

●徳を積む行動のポイントとは?
・誰にも知られず、言わずに行うのがポイント
・誰かに言われたから行うものでもありません。
当たり前ですが、見返りを求めることもNG
・利他の精神で行う

●徳を積む代表的な例はコレ!できることから始めてみよう
・トイレ掃除をする
・ゴミを拾う
・寄付をする
・陰で人を褒める